実は、ITとかICTとかDXとかに苦手意識があります。
税理士業界のデジタル化
税理士業界に入ってから20年弱。当初から、エクセル、ワードなども当然のツールであったし、会計ソフトを利用し、申告書もパソコンで作成していました。届出書など一部、手作業で作成しているものもありましたが。
電子申告が導入されてから、この業界も急速にデジタル化が進んだような気がします。会計ソフトもクラウド化により、お客様とのやり取りを始めとして、仕事のやり方も変わってきました。
最近、国税庁では「税務行政のデジタル・トランスフォーメーション 税務行政の将来像2.0」を公表し、納税者の利便性向上と課税・徴収の効率化・高度化を掲げて、あらゆる税務手続きが税務署に行かずにできる社会を目指すこととしています。
我々税理士も、お客様が取り残されないように、いわゆるDX構想に対応できるようにならなくてはならないのは、言うまでもありません。
ITが苦手でも
もともと文系の人間ですので、ITに対しては苦手意識があります。パソコンや会計ソフトの操作はできても、デジタルに対する直観力がなく、トラブルがあった時や新しい操作をする時は、恐る恐るといった感じです。
そんな私ですが、デジタル化により効率化できることは取り入れたいと思っていますので、最新情報はなるべく得るように心がけています。そして、仕事上やらなければならないこと、やった方がいいこと、やってみたいことは、一つ一つ試してみるようにしています。
わからないことがあったらどうするか。ひたすら基本的な所から調べます。幸い、今はインターネットで情報を集めることができますので、時間はかかりますが、何とか対応できます。自分で調べてもわからないことは、人に聞きます。今使っているクラウド会計ソフトfreeeについても、使い方がわからない場面に遭遇した時は、一応自分で解決しようとヘルプページなどを参考にしますが、それでも不明な時はカスタマーサービスの方に教えてもらいます。一つ一つクリアしていくと、それらがつながって視界が広がることもあります。
昨日の自分よりも
最近、Google Analyticsのオンライン講座を受講しました。Google Analytics とは、ウェブサイトの解析ツールで、ウェブサイトの訪問データを収集、集計するものです。実はこのサイトはGoogle Analyticsに紐づけているのですが、今までレポートが届いても、見方もわからなくて、興味もありませんでした。講座の案内の「見るべきデータを絞り込み、改善アクションを起こす」という言葉に惹かれて、受講をしました。受講してみると、驚くほど何も知らなかったことに気づきました。
受講後の今は、謳い文句の「改善アクション」も少しは起こせるかもと思っています。また、Google系のツールは操作性が似ているところがあるので(あくまで、私の個人的な感覚ですが)、他のツールを使うときにも応用が利くかもしれないと思っています。
昨日より少しだけITに対する苦手意識が減っている自分になれるよう日々格闘しています。