税務調査では、帳簿書類、証憑類等の提出を求められることがしばしばあります。
それらの写しを郵送や直接持参するが原則でしたが、令和4年1月からは、資料提出をe-Taxでできるようになるということです。
今までの税務調査での対応
先日税務調査が終わったところですが、その際には、税務署職員の方が、確認のために一部資料をお持ち帰りになりました。また、後日郵送もしくはファックスで提出して下さいという資料も一部ありました。普段、ファックスはほとんと使わないため、少々戸惑ってしまいましたが。(実は、古いファックス機のため、対応するインクを入手するのが面倒で、送信はおそらくできるが、受信は印字ができないという状態)。
いずれにしても、求められる資料が多いと、それらのコピーをとったり、郵送料や持参する時間など、いろいろ手間がかかるものです。
国税庁からお知らせの公表
この件について、6月25日に国税庁がお知らせを公表しました。
提出できる形式は、PDF形式のみ。税理士等による代理送信での提出も可能です。新たな登録など必要なく、e-Taxの利用者識別番号があればよいとのこと。詳細は令和3年12月頃にHP上でお知らせするようです。
今回は税務調査等の資料提出に限ったことですし、税務調査自体が、しばしばあるものではありませんが、今後税務署とのやりとりもこういった対応の場面が増えてくるのかもしれません。そういう意味で、少し注目すべきお知らせかなと思います。