大学を出て就職をした職場では、英語を使う必要があり、英語力を磨くためにあれこれと試行錯誤しながら、一生懸命勉強していました。当時は、勉強すべき目的がはっきりしていましたので、かなりモチベーションも高かったと思います。
NHKラジオ講座「実践ビジネス英語」
当時は、インターネットのない時代でしたので、学校に通学する、英字新聞やTIME やNews Weekといった英語の雑誌を読む、テレビの二か国語放送を聞いたりやNHKラジオ語学講座を利用するといったことが、英語学習の常套手段でした。
効果のほどはさておき、それら全てをあれこれと経験してきましたが、一番細々続いたのはNHKのラジオ語学講座。杉田敏先生の「実践ビジネス英語」（昔は確か「やさしいビジネス英語」というタイトルだったと思いますが）がお気に入りでした。やさしいというタイトルはついていたものの、全くやさしく感じられず、しかし、いつも時代に沿ったタイムリーな内容で、臨場感のあるスキットの内容が面白い講座でした。
現在に至るまでしばら英語の勉強そのものからも離れている時期もありましたが、3年ほど前から、再び「実践ビジネス英語」を受講し始めました。
「Working From Home」（在宅勤務）、「Homeless in America」（アメリカのホームレス）、「Cyberbulling」（ネットいじめ）、「The New Normal」（新しい日常）など、最近取り上げたテーマを並べただけで、いかにこの講座内容が新鮮なものが想像がつくかと思います。
「ラジオビジネス英語」へ
残念ながら、34年続いた杉田敏先生のNHKの講座は、この3月で終了しました。その後を引き継いだのが、柴田真一先生の「ラジオビジネス英語」です。
あまりにも杉田敏先生の講座に慣れ親しんできたため、最初は戸惑いもありましたが、柴田先生のこの講座もとてもいい。今までと同様、テーマがタイムリーで実践的で、とても興味が持てるものです。中でも私が気に入っているのは、月替わりのゲストとのインタビューのコーナーです。
4月のゲストは、「ワークシフト」や「ライフシフト」の作者で、ロンドン・ビジネススクール教授のリンダ・グラットンさん。5月のゲストは、マインドフルネスを日本のIT企業で実践しているウダーナ・バンダーラさんです。二人ともとても興味深い話を展開しています。
この後も、英語そのものだけでなく、どんなインタビューゲストが登場し、どんな分野の話が聞けるのか、とても楽しみです。
これからも
どの分野においても同じかと思いますが、ある分野のことをそれなりに習得しようとしたら、コツコツと続けることは最低限のことだと思います。今は、英語に関する明確な目的はないので、英語学習は半分趣味みたいなものになっていますが、それでも、これからもラジオ講座はしつこく続けていくつもりです。
